2016/06/14

みなさんこんにちは!neuです!
みなさんは「ふるさと納税」やってますか?
- ふるさと納税って何?
- テレビでやってたけど、よくわからなかった
- 名前は簡単なのに、難しそう
というそこのあなた!
安心してください!頑張って分かりやすく解説いたします!
わかりにくい部分があったら、ぜひコメントください
ふるさと納税ってどんなもの?
まず、ふるさと納税ってどんなもの?がわからないと先に進めませんね
ふるさと納税は実は「寄付」で、寄付すると税金が安くなるんです!
といった説明は見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?
でもこれじゃよくわからない……もっとわかりやすく説明してよ!
といった方も多いと思います
僕の友人もそうでしたが、この説明を聞いても「寄付」と「税金」の関係がイマイチわからないのではないでしょうか?
では、僕が友人に説明した時と同じ例で説明いたします
猫でもわかる「ふるさと納税」
ここでは、細かい事はとりあえず抜きにして、なんとなーーく理解できる事を目標にします
~登場人物~
- れぐまる
- 東京都在住
- 札幌市(自治体)
- れぐまる君と無関係の市
- 国(政府)
まず、れぐまる君と自治体のやりとりです
れぐまる「札幌市さん!寄付します!」
札幌市「ありがとう!お礼の品を送るね!」
この後はルートが2つあります
~パターン1~
れぐまる「あ、そうそう。国さんに寄付したこと、伝えておいてくれますか?」
札幌市「オッケー!」
札幌市「国さーん。東京都のれぐまるさんから○○円寄付してもらいましたよー」
国「教えてくれてありがとう。じゃあれぐまるさんは寄付金額を元に税金を安しなきゃいけないね」
~パターン2~
れぐまる「さてさて、確定申告して国に寄付したこと伝えなきゃ!」
れぐまるは確定申告を提出した
国「お、れぐまるさんは寄付をしたのか。じゃあこれを元に税金を計算しなきゃいけないね」
時は流れ、次の年の6月
れぐまる「おお!税金が安くなってる!」
といったものがふるさと納税の大まかな流れになります
まだしっくり来ない方はきっと「なぜ国は寄付と税金をいきなり結びつけたか」が腑に落ちないはずです
その理由は……法律で「寄付金控除」というものが定められているからなんです
寄付金控除とは
ではその寄付金控除という、何やら小難しい雰囲気のものをちょっとだけ理解しましょう
ポイントはちょっとだけ理解すればいい、というところです
寄付金控除は、国や地方自治体などに対して寄付を行った場合に、
寄付金額-2000円だけ税金が安くなる
というものです
ただし、ちゃんと上限が設けられています
具体的には、100万円寄付して99万8千円税金が安くなる人と、49万8千円税金が安くなる人がいます
前者の場合「100万円寄付して税金が99万8千円安くなる(≒返ってくる)」わけですが
後者の場合「100万円寄付して税金が49万8000円安くなる」ので、50万2千円は本当に寄付しただけになり、返ってきません
ではこの上限はどうやって計算すればいいのでしょうか?
ふるさと納税の限度額
今はふるさと納税の限度額を計算してくれるページ(ふるさとチョイス)もあるので、ここを試してくださいと丸投げしようかなと思ったのですが、無責任すぎるのでざっくり説明いたします
ややこしい計算式が本当は必要なのですが、長くなってしまうため割愛します
限度額は結婚しているかどうか、高齢者かどうかなどいくつかの前提条件と、所得額で決まります
例えば、独身で、所得額が400万円の方は43,000円が寄付金額の目安になります
もしこの方が43,000円寄付をすると、41,000円税金が安くなります
共働きで400万(配偶者控除あり)の場合、寄付上限の目安は33,000円になり、税金は31,000円安くなります
配偶者控除というのは、俗に年収103万円以下なら扶養に入れるってやつです。もし奥さんがパートで年収103万円以下で旦那さんは会社勤めの場合はこれにあたります
細かい金額は上記のページをご参照の上、しっかりと試算を行って確認してください
ここで、2つ注意点があります
- 2000円のギャップは必ず生まれます。ですので2000円を寄付してもメリットはありませんのでご注意ください
- 43,000円が上限で、キリが良いと50000円寄付をしても41000円引かれるだけです
また、2015年から限度額が引き上げられ、より節税効果が大きくなりました
個人住民税所得割額の1割だったものが2割に引き上げられましたが、単純に2倍にはなりません
以前ふるさと納税を行ったことがある方も、しっかりと試算を行ってから金額を決定してください
面倒な確定申告…不要になります
これまでふるさと納税は猫でもわかる~のところのルート2のように、「確定申告」が必須でした
ですが一般的なサラリーマンは確定申告をしなくてもよい場合が多く、わざわざ行くのが面倒だ!と、ふるさと納税をしなかった方が多かったのです
実際に僕の友人も確定申告が面倒だからやらないと言っていました
ですが2015年に「ワンストップ特例制度」というものが取り入れられたことで大きく変わりました
条件を満たした場合、確定申告が不要になる制度です
その条件とは
- その年の寄付先が「5団体以内」
- 元々確定申告が不必要な方
- ワンストップ特例制度申請書を提出した
です。これら全てを満たす場合は、確定申告が不要となります
これが猫でもわかる~のルート1になります
元々確定申告が必要な方は、何も変わりませんのでこの制度の事は忘れてください
特に注意したいのは
- 申請書を出し忘れない
です!
自治体によっては申請用紙を郵送してくれますが、忘れても困るので自分で用紙を印刷して記入し、忘れずに郵送しましょう
1回の寄付につき、1枚の用紙が必要です!同じ自治体に2回寄付をした場合、2枚郵送します
5つの自治体に収まっていれば良いので、1つの自治体に6回寄付を行ってもワンストップ特例制度は利用できます!ご安心を!
注意点のおさらい
- まず、いくらまで寄付できるのか(税金が安くなるのか)
- 前年度の収入がある場合、前年度を参考にしてください
- 不安な方は年末が近づいてから給与明細を見ながら収入を足して、目安としてください
- ワンストップ特例制度は使えるのか
- 寄付したい自治体が5つ以下か(≠5回なので注意)
- 元々確定申告は不要か
- 欲しい商品はお得か
- 品種の違い等ありますが、1万円でお米20キロの所と5キロの所があったりします
特にワンストップ特例制度は申請書の提出が必要です。かなり忘れがちなので後回しにせず、確実に提出しましょう
忘れると税金が安くなりません(確定申告をすれば安くなりますが、かなりめんどう)
まとめ
いかがでしたでしょうか
「よくわからない怪しいもの」から「あれ……もしかしてお得なの?」程度には理解していただけたでしょうか
ふるさと納税は自治体によってはクレジットカード払いも可能(Yahoo!の公的料金支払いサービス)ですので、マイルやポイントを貯めつつ、更に品物と節税ができちゃう素晴らしい制度です
もちろん忘れてはいけないのが「地域の活性化を直接応援できる」ことも魅力です
どこにしよっかなーと探しているうちに、今まで知らなかった素晴らしい市町村を知るきっかけもできます
品物と一緒に手作りのパンフレットが入っていたりするので、興味が出たら(安くなった税金分で)旅行に行ってみるというのも楽しそうです
もし、周りにふるさと納税についてご存知ない方がいましたら、薦めてみてはいかがでしょうか